おのの映画とモトGP blog

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映画について好き勝手書いちゃいます(^_-)-☆No13 独裁者と小さな孫

今回は2014年(ショージア・英・仏・独)の合作映画モフセン・マフマルバフ監督の

独裁者と小さな孫

決して豊かな国とは言い難い独裁国家の指導者である大統領(ミシャ・ゴミアシュヴィリ)は大豪邸に住み、移動には高級外車、その家族には煌びやかな装飾品を身に着けさせ、贅の限りを尽くしていた。

そんな暮らしもクーデターにより終わりをつげる。

生命の危機を感じた大統領は家族を先に海外に逃がし、自身は後から家族の後を追うという、二手に分かれた逃亡を選ぶのだが、ひょんなことから、自身の逃亡に予定外の孫(ダチ・オルヴェラシュヴィリ)が同行する事になる。

行く先々で国民の声を聞く事と成り、自身の独裁政権はこの様な貧困な国民が飢えに耐え忍ぶ生活の上に成り立っていた事や、命の大切さに気付かせられる様な旅になるのであった。

大統領の今迄の行ないにより、一緒に命の危機が迫る幼い孫が非常に哀れで、この罪の無い子を何とか出来ないのかよ?

と、考えたりなんかして、、(^▽^;)

 

途中、クーデターを起こした革命軍の兵士によりえぐいシーンが有るのだが、規模の小さい集まりの中でも、上に立つ者の考え方や行動で何が善で、何が悪かの隔たりは簡単に逆転するものなんだなあ、、と思ったよ、、(^▽^;)

 

後味が悪い映画だなあと思う人も多いと思います。

しかし我々愚かな人間達が乗り越えて行かなければならない永遠のテーマで有るとは思います。